再びお庭に戻って、出展作家からのメッセージをご紹介しましょう。
木工ロクロを用いて挽きものの仕事をする後藤睦さんです。
Q
後藤さんは、『工房からの風』に、どのような作品を出展されますか?
A
木工ロクロの技術を生かした器や花器をお持ちします。
今回は木の素材を感じるものを作っています。
木は多くの人に普段からなじみがあり身近な存在ですが
知らない表情や質感がまだまだあると思うのです。
こんな表情があったんだ!と感じられるものを心がけて作りました。
丸みをもって木の存在感を穏やかに伝えてくれるのが後藤さんの器。
たっぷりとしていて、静かな印象なのです。
Q
後藤さんにとって、『工房からの風』は、どんな風ですか?
A
実は開催場所の「コルトンプラザ」を「コットンプラザ」と間違えて覚えていて
3年前に工房からの風を見に行った時、初めて間違いに気付きました。
工房からの風もなんだか綿花のようなふわふわとした柔らかい感じがして、
今もそのイメージでいます。
私にとって「風」と聞いて思い浮かべるのは季節を感じるものです。
朝起きて、冬のにおいだ!と感じたり
秋の夕暮れに感じるにおい。
直接的ではないけれど においを感じる風が好きです。
出展者それぞれの風を感じ、自分らしいにおいがする風が起こせればと思います。
開催まで残りわずかですが、精いっぱいの準備をして当日を迎えられるようにしたいと思います。
コットンプラザ!
はい、間違われること、ありますねー。
でも、後藤さんのテントのある場所は、なんと、コットンの花壇のすぐそば。
これも不思議な巡り会わせでしょうか。
後藤睦さんのホームページはこちら → ☆
出展場所は、『ニッケ鎮守の杜』手仕事の庭。
棉、とろろ葵、コウゾなどの植わっている花壇の脇、
陶芸の沖澤真紀子さんがお隣です。